《出演》
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ヴァイオリン:五嶋龍
《曲名》
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35 (ヴァイオリン:五嶋龍)
チケットの募集で、五嶋 龍さんとピアニストの辻井伸行さんの写真が並べて載っていたので、
てっきりダブルゲストかと思ってました。
まさかねェ(笑)。
余談ですが、辻井伸行さんがマチネだったので「?」と思ったら、急遽選手交代だった様です。
辻井さんと言えばベートーヴェンだったので(私の中では)、チャイコフスキーも興味があったのですが…。
さて、五嶋 龍さんですが(笑)。
はっきり言って、あんなに余裕のあるチャイコフスキーのバイオリンソナタは初めてかもしれません!
第一楽章の独奏(サビ)は、話しによるとチャイコフスキーが美しいメロディーの為に書いたのではなく、
あえてバイオリ二ストが弾きづらい指運びになる様に作曲したとか…。
なので独奏からオケのパートにチェンジした時には、殆どのバイオリ二ストさんが安堵の表現になります(笑)。
五嶋さんもおおらかに包み込む様なオケのパートを噛み締める様に大きく達成感のある溜め息をしてた、様な…。
そんな楽曲なのですが、五嶋さんは弦を押さえながらも音に強弱を着けて奏でている様でした!
圧巻の第一楽章が終わったらパラパラと拍手が。私も遅れて参加しました(笑)。
でも五嶋さんは気付かないのか、再び調律をしてました。
五嶋 龍さんの演奏は2回目でした。前回は10年位前かな。
まだ五嶋さんが「龍くん」だった頃(笑)。
亡くなった頼近美津子さんがMCをされていて、
マエストロはチョン▪ミョンフンさん。オケは東フィル。
確かストラディバリウス初お目見えだったと記憶していますが。
五嶋 龍さんも屈強な青年になり、頼もしいかったです。
登場した時にオケの前に立ち、団員の皆さんに合図を送ったのですが、
まるでマエストロの様な風格がありました。
独奏の時もセンターに出て、指揮のゲルギエフさんより前にいました。なんか許されるというか…。
申し訳ないのですが、他の交響曲に対するコメントはありません(笑)。
ごめんなさい。