16日に歌舞伎へ行きました。
手がプルプルして上手く撮れなかった。
三部構成が定着しつつ有りますが、
コロナが終息しても、このまま三部構成が残る様な気がします。
個人的に三部構成の長さで丁度いいのですが。
第一部
一、猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)
江戸歌舞伎の幕開けを描く、晴れやかな舞踊
新年を迎えた、江戸の町。京の河原で見せる歌舞伎踊りが評判の、猿若と出雲の阿国の一行がやって来ます。将軍への献上品が運べずに困っている材木問屋の福富屋夫婦を助けると、それを見ていた奉行の板倉からうれしい知らせを受けます…。
江戸で初めて幕府の許可を得て櫓を上げた、初世勘三郎の猿若座(後の中村座)。京で活躍した出雲の阿国が江戸へ来た史実はありませんが、歌舞伎の創始者と江戸歌舞伎の源流となった二人がそろって登場する、楽しい創作を交えた舞踊は活気にあふれ、明るく晴れやかなひと幕です。
若衆 宗之助
若衆 男寅
若衆 虎之介
若衆 千之助
若衆 玉太郎
若衆 鶴松
福富屋女房ふく 高麗蔵
福富屋万兵衛 彌十郎
奉行板倉勝重 扇雀
二、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
美しい春景色に、情緒漂う華やかな舞踊
菜の花と桜が咲き誇る、京の郊外・紫野。美しい春景色のなかを、浪花の次郎作と吾妻の与四郎が駕籠を下ろしてひと休みするところ、互いのお国自慢が始まります。さらには駕籠の中にいる禿のたよりを呼び出し、大坂、江戸、京の廓話で盛り上がります。やがて、次郎作と与四郎の懐から連判状と香炉が落ちると、互いの素性が明らかになり…。
赤っ面風の堂々とした姿の次郎作と、白塗りの粋な与四郎。そこに、可愛らしい禿が入り、舞台は錦絵のような華やぎをみせます。二人の正体が実は…という奇抜な趣向に富み、色彩美にあふれる常磐津の舞踊にご期待ください。
浪花の次郎作 松緑
禿たより 莟玉
吾妻の与四郎 愛之助
どちらの演目も
「そんな訳無いでしょう」
と言いたくなる様な顔合わせだそうです。
猿若と出雲の阿国も会ったことは無いし、
籠屋の二人に至っては石川五右衛門と秀吉なのですから…。
まァ、歌舞伎の自由奔放さ“何でもアリ”的な世界観でしょう。
猿若の勘九郎さんはずっと踊りまくりで、中村屋らしい演目でした。
ちょっとひょうきんな動きで楽しいのですが、イヤイヤ中々のもの(笑)。
コロナ禍の舞台ですが、華やかになる様に工夫されていて、充分楽しめました。
籠屋の演目は京都の春の風景はのどかで美しかったです。猿若は江戸の街だったので対照的でしたね。
籠かきの休憩の痴話話からドンドン話が膨らんで、最後には歌舞伎にありがちな
「今度はあいまみえようぞ」
で幕でした。
イカつい男どもの中で、おマセな禿が彩りを加えていました。
禿役の莟玉さんは、時々膝をついて子供の様な風を出していました。
莟玉さんは童顔なので、本当に可愛い!
実は2月も行っていて、4月もチケットを取っています(笑)。とても楽しみです!