2月の話…二月大歌舞伎

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ごめんなさい、二月公演です。

どうしても書いておかないといられなくて…。

 

第三部
十七世中村勘三郎三十三回忌追善狂言
一、奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
袖萩祭文
 
袖萩                      七之助

安倍貞任              勘九郎
娘お君                 長三郎
義家の郎党         種之助
義家の郎党         玉太郎
義家の郎党         歌之助
義家の郎党        莟玉
安倍宗任            芝翫
平傔仗直方        歌六
浜夕                    東蔵
八幡太郎義家    梅玉



十七世中村勘三郎三十三回忌追善狂言
河竹黙阿弥
二、連獅子(れんじし)
 
狂言師右近後に親獅子の精    勘九郎
狂言師左近後に仔獅子の精    勘太郎
法華の僧蓮念          鶴松
浄土の僧遍念          萬太郎

 

 

第三部
一、奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
  袖萩祭文
源氏と奥州安倍一族の争いに翻弄される親子の悲劇
 しんしんと雪の降るなか、盲目の袖萩が幼い娘お君に手を引かれています。父・平傔仗直方の危難を耳にして駆けつけたものの、親の反対を押し切って浪人と駆け落ちした袖萩は対面を許されません。庭の枝折戸の外で破れた三味線を手にした袖萩は、祭文にこと寄せて親不孝を詫び、哀しい今の身の上を語ると、娘の姿をひと目見せたいと伝えますが…。やがて、そこへ姿を現したのは、勅使に化けた袖萩の夫の安倍貞任で…。
 平安時代末期、源義家らによって滅ぼされた奥州安倍一族の再興を志す貞任と宗任兄弟による復讐を軸に、それに関わる家族の悲劇が描かれた時代物。前半は哀れな袖萩と健気な娘お君、後半は貞任の豪快さがみどころで、このたびは、袖萩と貞任を当り役とした十七世中村勘三郎の三十三回忌追善狂言として上演いたします。

 

二、連獅子(れんじし)
獅子の親子の情愛と豪快な毛振り
 文殊菩薩が住むという霊地清涼山。その麓の石橋に、狂言師の右近と左近が手獅子を携えて現れ、石橋の由来や、文殊菩薩の使いである霊獣の獅子は仔獅子を谷底へと蹴落とし、自力で這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せます。やがて満開の牡丹の花に戯れ遊び、親獅子の精と仔獅子の精が現れると…。
 能の「石橋」をもとにした長唄の舞踊で、みどころが多く、歌舞伎の人気舞踊のひとつです。前半は獅子の親子の厳しくも温かい情愛を描き、ユーモラスな間狂言「宗論」をはさんで、後半は獅子の精が豪快かつ華麗な毛振りを見せます。親から子へと、中村屋が大切に演じてきた舞踊を、当月は十七世中村勘三郎の三十三回忌追善狂言として披露いたします。

 

 

今回の第三部は、勘九郎さんのお子さん2人が大活躍!

まず『奥州安達原』ですが、次男の長三郎くんが幼い娘役を演じていました。

この娘役、ずっと舞台に出ている役でして、小さい子には大変な筈です。イヤホンガイドから聞いて気が付いたのですが、確かに!前にも観劇したのに気付かなかった…。

長三郎くんが花道から出てきた所で拍手が上がってました。

目の見えない母を助ける演技は、心を打つものでした。そちらの方に気持ちが行ってしまい、仇討ちの方には気持ちが行かないです(笑)。

 

 

『連獅子』と言えば歌舞伎の代表な演目ですが、新たな記録が。

仔獅子の勘太郎くんは史上最年少だったそうです。

考えてみたら仔獅子役は、華奢な大人の役者さんが演じてましたね。

 

この演目で気になるとこが有って…。

我が家は元々浄土宗で、お嫁さんは日蓮宗(法華経)でして、家庭内を見ている様です。