《曲目》
フランセ:ファゴットと11の弦楽器のための協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第9番 二短調 作品125「合唱付き」
《出演》
指揮:高関 健(常任指揮者)
ファゴット:大内 秀介
ソプラノ:中江 早希
メゾ・ソプラノ:相田 麻純
テノール:宮里 直樹
バリトン:大沼 徹
合唱:東京シティ・フィル・コーア
(合唱指揮:藤丸 崇浩)
恒例の第九鑑賞。
今回はファゴットと弦楽器の演奏がプラスされていました。
最近の第九には珍しいですね。嬉しい!
重厚で穏やかなイメージのファゴットですが、
今回の楽曲はとてもチャーミングねイメージでした。
ファゴットを中心に弦楽器がコンパクトに配置されていました。
ファゴット奏者の大内さんは、日フィルの団員さんだそうです。”出稼ぎ”する位ですから、カナリの実力者なのでは?
さて第九。
今回も”腑に落ちない”でした(笑)。
何でか?今回判明しました。
マエストロの高関さんの第九は、前年お休みしてその前の年からでしたが、ストレスはその時からでした。
ストレスの原因は『スッキリした第九』でした。
とはいえ、あくまでも”私の好み”です。
第九のスタートはホルンの静かに伸びる音から、
バイオリンの「タッ、タァン~。タッ、タァァン~。」なのですが、
高関さんの出だしは「タ、タ。タ、タ。」で、
全体的にコントラストが薄く、スッキリした演奏でした。
何度も言いますが、あくまでも私の好みでは無いだけで、高関さんの第九のファンの方々は沢山いらっしゃいます。
現に私も、定演での高関さんの演奏のファンですし、
演奏前に高関さんが楽曲の解説をして下さるのですが、楽曲に対する思いを強く感じます。
なので、次回からのシティ・フィルの第九はお休みかなァ…。