第九特別演奏会2021 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 (12/28)

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《曲目》
フランセ:ファゴットと11の弦楽器のための協奏曲


ベートーヴェン交響曲第9番短調 作品125「合唱付き」

 

 

《出演》
指揮:高関 健(常任指揮者)
ファゴット:大内 秀介
ソプラノ:中江 早希
メゾ・ソプラノ:相田 麻純
テノール:宮里 直樹
バリトン:大沼 徹
合唱:東京シティ・フィル・コーア
(合唱指揮:藤丸 崇浩)  

 

 

恒例の第九鑑賞。

今回はファゴットと弦楽器の演奏がプラスされていました。

最近の第九には珍しいですね。嬉しい!

重厚で穏やかなイメージのファゴットですが、

今回の楽曲はとてもチャーミングねイメージでした。

ファゴットを中心に弦楽器がコンパクトに配置されていました。

ファゴット奏者の大内さんは、日フィルの団員さんだそうです。”出稼ぎ”する位ですから、カナリの実力者なのでは?

 

 

さて第九。

今回も”腑に落ちない”でした(笑)。

何でか?今回判明しました。

エストロの高関さんの第九は、前年お休みしてその前の年からでしたが、ストレスはその時からでした。

ストレスの原因は『スッキリした第九』でした。

とはいえ、あくまでも”私の好み”です。

 

第九のスタートはホルンの静かに伸びる音から、

バイオリンの「タッ、タァン~。タッ、タァァン~。」なのですが、

高関さんの出だしは「タ、タ。タ、タ。」で、

全体的にコントラストが薄く、スッキリした演奏でした。

 

何度も言いますが、あくまでも私の好みでは無いだけで、高関さんの第九のファンの方々は沢山いらっしゃいます。

現に私も、定演での高関さんの演奏のファンですし、

演奏前に高関さんが楽曲の解説をして下さるのですが、楽曲に対する思いを強く感じます。

なので、次回からのシティ・フィルの第九はお休みかなァ…。