《公演日時》
2023年12月3日(日)14:00開演
《出演者》
三浦文彰 (ヴァイオリン)
遠藤真理 (チェロ)
髙木竜馬 (ピアノ)
中井美穂 (ナビゲーター)
《曲目》
クライスラー:愛の喜び
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲のアレグレット 変ロ長調 WoO 39
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8
アンコール/『真田丸』のテーマ曲
今日は三浦文彰さんの演奏会ということで、地元のホールに行きました。
三浦さん程の方が小ホール?!
と思っている状態で開演。
しかし、その理由はトークで理解出来ました。
本日は三浦さんの演奏会では無く、
ピアノ三重奏の室内楽の演奏会だったのでした。
室内楽ということで、なるべく狭いホールで濃厚な演奏を楽しむものらしいのでした。
なるほど!
珍しい三浦さんのトーク!
たっぷり作品や音楽感のお話を、演奏家の皆さんから伺う事が出来ました!
ベートーヴェンのピアノ三重奏は、ベートーヴェンらし
くない“可愛い”楽曲だそうですが、
本当に可愛いかった(笑)。子供向けに作った作品だそうです。
演奏後ブラームスのピアノ三重奏について、レクチャー&注文箇所の演奏も!
しかも第一楽章から第四楽章まで、それぞれで!!
そして休憩後直ぐに演奏でしたが、緊張感が半端ない。
折角細かいレクチャー&ポイント演奏をして下さったのに、演奏を聴くのに没頭してしまい注目出来なかった😭。
他の話しでは
「ブラームスは駄作がない」との事でしたが、
今回の楽曲はop.8で、20代の作品だったにもかかわらず、発表したのは37年後との事。
駄作かどうか迷って迷って、発表するそうです(笑)。
トークの中に、演奏家の本音が…。
三浦さんのお話で、
「室内楽はお客さんが入らなくてね」と。
それから、チェリストの遠藤さんは読響の団員さんなのですが、
「指揮者の意向を考えて音色を出して、OKなら“ブラボー”なんです」
と、演奏家の思う音は出せないのが現状の様です。
(まァ、優秀なプロだから出来るのでしょうが…)
室内楽は、演奏家には理想の演奏形態の様です。
室内楽の演奏には指揮者がいません。
そこで大切なのはメンバー間のリハーサルです。
リハーサルで、それぞれの演奏家の想いをぶつけて、練り上げて統一の想いを構築していく様な感じ。
そこには指揮者に対する気兼ねは存在せずに、自分のしたい演奏が出来るという、
演奏家の夢があるのです!
そこでふと思い出したのは、都響の#矢部達哉 さん率いる“ 晴れオケ ”でした。
晴れオケといえば、指揮者無しで第九を演奏した事で話題になりましたが、リハーサルで構築した形でした。
なので晴れオケは、大人数の室内楽なのだと思いました(笑)。
「室内楽はお客さんが入らなくてね」
三浦さんの様なビックネームが加わると、お客さんが入るのでしょうが、
今後は室内楽を鑑賞していきたいと思いました。
帰りには黄昏時で、遠くにスカイツリーが見えました。
それからそれから…。
実は12月2日にも、都響の演奏会に行く予定でしたが、
仕事で欠員が出てしまい、休めませんでした😭。
でも過去に夜勤明けで、何回かチョンボしたので、まァいっか!でした(笑)。