ちょっと前ですが7月2日に、地元へ歌舞伎の巡業がきました。
一、御挨拶
中村芝翫
三、連獅子
狂言師右近後に親獅子の精 中村芝翫
狂言師左近後に仔獅子の精 中村歌之助
僧蓮念 中村福之助
僧遍念 中村松江
当然の事ながら、3年ぶりの公演でした、
会場が小さい事もあり満席だったのですが、
芝翫さんのご挨拶の中で「満席の会場を見るのは久しぶりだし嬉しくなる」様な事を仰っていました。
又、3年前の中止になった公演では、橋之助さんがが義経千本桜の四の切を演ずる事になっていて、ご本人もやる気満々で楽しみ楽しみにしていたところに中止の知らせが…。
声を掛けられない状態でいた所、
玉三郎さんから「しょげてる時間が有るなら、再開した時の為に稽古する様に」というお言葉を頂いたそうです。
今頃海老蔵くんは、暑い中紋付袴で襲名の挨拶に回っているんだろうな、など、
かなり饒舌でしたね(笑)。
さて演目の話。
『操り三番叟』は日によって橋之助さんと福之助さんが交代で演ずる様で、この日は人形を橋之助さんが演じていました。
橋之助さん、襲名時は20才だったそうで、早いもので7年になるそうです。
芝翫さんはあまり変わらないですが、息子さん達は変化の直中という感じでした。楽しみです。
さて操り三番叟ですが、箱から人形を出すところから始まります。
軽い人形の様にフワッと持ち上げるところなど流石です。
途中、糸が切れたり絡まったり、色々なハプニングがありますが、その度に人形の動きがユーモラス。
不思議だったのは、糸を動かすと全く人形が見ていないのに(頭をうつ伏せてる)、の手足が動くところです。
そして『連獅子』。
芝翫さん親子の連獅子は、とても華やかですが、
今回はなんと芝翫さんと歌之助さんの連獅子で、歌之助さんも緊張してたのでは?
どちらもまつばめ物で、セットも1つでした。
そこら辺、コロナ感染を考えているのかな、と思いました。