九月大歌舞伎 第一部

 f:id:shiho2020:20210924064458j:plain 第一部

一、お江戸みやげ(おえどみやげ)
ユーモアと哀歓に満ちた心温まる人情物語
 梅の花ほころぶ湯島天神茶店では、常磐津文字福と角兵衛獅子の兄弟が和やかに話をしています。そこへ入れ違いにやって来たのは結城紬の行商人、倹約家のお辻と金勘定にも大らかなおゆう。おゆうに誘われ、江戸みやげにと見物した境内の宮地芝居で、お辻は人気役者の阪東栄紫に心奪われてしまいます。すっかり舞い上がってしまったお辻は、その晩、栄紫と対面。しかし栄紫には、強欲な文字辰が妾奉公へ出そうとしているお紺という恋人がいて…。果たして、お辻にとっての“お江戸みやげ”とは…。
 人情の機微を描き、数々の名作を残した川口松太郎による、昭和36(1961)年初演の心温まる作品。性格の対照的なお辻とおゆうのやりとりが楽しく、お辻のほろ苦く淡い思いが心に沁み入ります。お辻を当り役とした七世中村芝翫の十年祭に相応しい人情物語を、ゆかりの出演者でお楽しみいただきます。

 


16日は歌舞伎座へ来てきました。


なんで観劇する気になったかと言うと…f:id:shiho2020:20210924064254j:plain

勘九郎さんが女性役で
七之助さんが男性役からでした(笑)。
勘九郎さんの女性役は2度目。勘九郎さんの女性役は人情あるイメージでした。
座席の後ろのマダムがお連れに「七之助が男役なんでガッカリ」と言ってましたが、そこがいいんじゃないですか、と心の中で思ってました。
七之助さんの男役と言っても女形の役者役でした。屋号は大和屋さんで玉三郎さんと同じですね。


恋人役の苔玉が可愛いくて、イチャイチャしているのが見ちゃいられない(笑)。

 


それから…f:id:shiho2020:20210924064342j:plain

福助さん!
ご病気前から福助さんのファンでしたが(他に推しの役者はいるんですが…)、復帰後初の観劇でした。
芝居茶屋の女将から、常磐津の師匠役の福助さんへ「師匠もお元気になって…」とセリフが入ると大拍手!当然私も!
角兵衛獅子の福之助歌之助兄弟と共に、

福助がはけましたが、草履の踵が見えなくなるまで拍手をしてました。なんとなく…。


女将役の梅花さん、先代芝翫さんの古いお弟子さんという事でした。イヤホンガイドではここまで語られていましたが、心を打つ一言でしょう。

 

 


観劇後のランチは、角のプロントで。f:id:shiho2020:20210924064559j:plain

アボカドとエビのパスタ。
あまり上手く写って無いですが、
薄い緑色で美しかった。